2019年1月6日(日)、湯浅誠さんを招いてシンポジウムを開催しました。

2019年1月6日(日)、湯浅誠さんを招いてシンポジウムを開催しました。 2019.1.6

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今年度取り組んでいる、府中市市民提案型協働事業の1つとして、シンポジウムを本日開催しました。たくさんの方にご来場いただき。会場は満席となりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
基調講演では、湯浅誠さんから全国の子ども食堂の動向や、子ども食堂の役割などのお話を伺いました。
今、全国的には3,000を超える子ども食堂が各地で開かれているそうです。湯浅さんが目標としているのは、21,377カ所の食堂の開設。これは小学校の数と同じです。
府中市では今、7つの子ども食堂が活動を行なっています。特別な、福祉の関係者だけが携わっているわけではなく、様々な職業や立場の大人たちが地域でできることを、という気持ちで関わっています。湯浅さん流に言うと「居ること支援」。学生や主婦、高齢者の方などさまざまな立場の人が関わることで、子どもたちの人生の選択肢を広げることができるといいます。
第2部では、来場者の方の声を伺いました。当初は子どもの貧困対策として始まった子ども食堂ですが、今は、食事を通して時間と空間を共有する価値がますます見直されています。鍋をつつきながらの家庭の団欒を知らない子どもにとって、子ども食堂で経験できることは子どもの可能性を1つ、広げることができる。ファミレスではできないけど、子ども食堂ならできる。それは、特別な資格を持っていなくても、誰でも関わることで実現できる子ども支援なのです。
高野市長にもご来場いただき、府中市の子ども施策についてお話しいただきました。また、ロビーでは府中市で今年度行なっている子どもの生活実態調査についての展示を行いました。
協働事業として、来月は府中市の子ども食堂マップの制作と市内全小中学校での配布を予定しています。子ども食堂をきっかけに、地域で子どもたちを見守る支援のわが広がりますように。